訃報のお知らせ

当支部相談役の和田忠則様が、今年7月に体調をこわされ療養中でしたが、薬石効なく去る10月6日、享年79才にてご逝去されました。松山支部の支部長はもとより、本会の会長として愛媛県建築士会のためにご尽力いただきました。謹んでお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。

私自身も20代で入会した時から、とてもよくしていただきました。特に、平成19年度に発刊した「愛媛の民家」の調査にはいつも参加してくださり、編集時には、前支部長としていろいろ励ましていただいたのを、ついこの間ように思い出します。建築士会活動以外でも、日本建築積算協会の会員として、広島の会議によく同行させていただきました。

今日(10月29日)、ご自宅を訪問し、奥様にお会いしてお悔やみを申し上げてきました。お部屋には最後にベテル病院で過ごされていた時の写真や、お孫さんが描いた絵が飾られていて、見ているうちにしんみり来てしまいまいた。穏やかに過ごされ、ご家族や建築士会の後輩たちに「あとは頼むよ」と言いながら、安心して逝かれたんだな、と感じました。ずいぶん遅くなってしまったのですが、ご挨拶ができて本当によかったと思います。

ご遺族からいただいたご遺影のデータを添付しておきます。いいお顔をなさっていらっしゃいますので、ご覧ください。これからも、偉大な先輩に負けないようにみんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。

そして、最後に言わせてください。「いろいろありがとうございました。そして、ゆっくりお休みください」と。  合掌

令和3年10月29日 愛媛県建築士会松山支部 支部長 花岡直樹